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債務超過になると、あなたの会社はどうなるのか?ある日突然銀行から債務超過ですね、、、と言われた

2024/05/04債務超過を改善するには?

はじめに

債務超過とは、一言でいいますと赤字金額が膨れている状態。

企業経営において、債務超過は深刻な問題であり、早期の対処が必要不可欠です。債務超過とは、企業の負債総額が資産総額を上回る状態を指します。この状態が長期化すると、企業は融資を受けられなくなったり、取引先との信頼関係が損なわれたりするなど、さまざまな悪影響が生じます。本記事では、債務超過の原因と影響、そして改善方法について詳しく解説します。

とくによくあるケースがほとんどの中小企業(自転車操業)

毎年事業は、赤字の決算をしていて赤字の足りない資金を銀行から借りて雪だるま式に借入金が増えている状況です。

 3年も連続で赤字で毎年借入金が増えていれば、それは完全に債務超過の状況です。

 

債務超過について

債務超過の背景で何がおきるのか?

 銀行から債務超過と言われたときは、もう銀行から資金調達が出来ない状況となっています。

 あなたからすると、ある日突然病気になって癌であることを告げられている状況と同じです。

 あなたからすると、何故急にこんな状況になったのかと思われるかもしれませんが、毎年利益をだしていなくて、赤字の不足分は金融機関の資金調達で時間を稼いでいただけで、赤字の状態では借入金の元金の返済も出来てないので、最初は銀行も資金を貸してくれますが、数年も赤字の状態が続きますと資金調達が出来なくなることは、普通に考えて分かることであります。

 家計の家計簿で毎月赤字の場合、あなたはどうされますか?毎月両親、知人からお金を借りるのでしょうか?

 最初は貸してくれても、さすがに毎月貸してくれる方はいないと思います。

誰の責任なのか?

 あなたは、知らないうちに債務超過になっていると思われますが、正直半分以上の会社が債務超過の状況です。(6割から7割は、赤字で債務超過と思います。)

1.決算書の読み方、分析、現状の把握、対策、実行と財務のルールと会社の経営のルールを知らないあなたが、決算書は税理士に任せておけばいいと思っていませんでしょうか?

 あなたが、債務超過になると銀行から資金調達が出来ないと知識があれば、きっとあなたは、1円でも利益を出そうと毎年、毎月、毎日行動が変っていたと思います。

 毎年赤字になって、毎年資金調達をしていたら2.3年で資金調達が出来なくなると知識があれば、あなたは3期連続で赤字の経営をされて、債務超過の決算書にしますでしょうか?

 誰の責任なのか、、、、これは経営者であるあなたの知識と経験不足の自己責任となりますので、会社のTOP経営者あなたの責任となります。

銀行からすると保証協会付融資であれば万が一あなたの会社が返済できなくても保証協会が保証してくれたらあなたの会社に貸した資金は、各都道府県の県保証協会が銀行に返済をしてくれます。

ようするに、銀行は赤字の会社でも県の保証協会が保証してくれたら赤字の会社でも融資をするということなのですが、あなたはこの制度を理解していましたでしょうか?

 銀行(金融機関)は赤字で債務超過のあなたの会社が返済できなくなることを分かっているので、このような制度で銀行のリスクをなくしているんです。

 会社経営しているので一時的に赤字になったりすることはもちろんあります、ですがそれを立て直す方法がないままだと会社は、連続2期、3期と赤字になります。赤字と言うことは資金が回らくなるので、いずれ倒産します。

 また、ご存知ですか?保証協会の費用等、、、

保証協会付融資の制度を活用すると、銀行に支払う金利と保証協会に支払う保証料もかかりますよ。

 融資金額について、金利が1%~3% 保証料ももちろん0.5%~これはあなたの会社の利益の状況、債務超過の状況、この度の協会付制度の中身により異なります。

 このあたりの知識もご存知でしょうか?

 あなたは、資金調達の知識もなく、会社を経営していたらそれはうまくいくはずがありません。

 黒字の会社も同様ですが、あえて金融機関は連帯保証、担保、協会付融資を進めてきます。黒字でも赤字でも金融機機関はリスクを負いたくないのは、明確に分かります。

 

債務超過の金額を調べるには、決算書のどこを見ればいいでしょうか?

どのくらいマイナスなのか?またその原因も確認をする

決算書の貸借対照表の右下が赤字になっていないか?

どのくらいのマイナスなのか?マイナスの原因を確認する

 

債務超過に陥った場合の改善方法(分かり易く伝えます。)

あなたの会社の資金状況により、改善方法が変ってきますがまずは、手元資金と何故?赤字になったのか原因も追究しないといけません、資金繰りが何故回らなくなったのか?

①収益があがっていないのなら、経費の見直しと銀行にリスケの打診(元金返済を待ってもらう)

②設備投資で失敗したのであれば、設備の売却と当初の返済計画を長期に見直しの借換の打診をを金融機関早急に行う

③収益が黒字でも、毎月の資金繰りが回っていないのは、利益と毎月の返済額金額に差があるので、こちらも借入金の返済の交渉を金融機関と行う

④利益も出てるし毎月の返済も出来ているのだけど、決算後の納税をする時に資金が足りない、これは、毎月の資金繰りで納税資金も毎月プールをする資金繰りにしながら、こちらも銀行と返済額の見直しが必要となると想定されます。もちろん、経費の削減等あらゆる角度での見直しが必要不可欠です。

⑤新規の融資が難しいと言われた場合は、早急に元金の返済を止めてもらい、金利のみの返済にリスケの打診を行い、すぐに経費の削減を行い、事業が継続できる状況を構築する。

⑥新規融資が難しいようであれば、取引がない他銀に打診をする。債務超過は改善されていませんが、、、

 

 

 

債務超過を解消するには何年かかるのだろうか?  

あなたの会社に残された時間はどれくらいあるのでしょうか?

債務超過になるまでに3年かかったのであれば、改善するには5年から6年はかかるのではないでしょうか? 銀行からら新規の融資を受けずに、、、、

病気と同じなので、数年かけながら自分自身も知らないうちに病気になっいて、調子が悪いので病院にいってみる、、、

会社経営も同じですので、自分で自己流で改善が出来るのか?

専門家と一緒に改善をするのか?

このあたりの決断と判断を早めに、行って下さい。

資金繰りが厳しいなとおもったら、早期に発見をしないといけません。

債務超過なのか?そうでないのか?このあたりもあなたが気になるようであれば、専門会に診断を受けて下さい。

いつでも、メール及びラインで質疑をしてもらえばお答えします。

まとめ

この情報を周りの大切な経営者に共有(シェア)してあげて下さい

現金フローから見る債務超過の兆候

債務超過のリスク回避方法とは

債務超過を避けるための戦略

会社の健康度を左右する債務超過

債務超過にこちらにも記事を載せています。こちらより