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従業員の退職金について、会社の代表者として、どんな準備していますか?

2021/05/19最新の運営方法とは?

先日とある会社と打合せをしていました。

現在2代目の経営者なのですが、後数年で60歳になろうとしています。

色々と人生の振り返りをされていまして、今後の会社の在り方及び従業員のことを日々悩んでいます。

会社の事業承継、会社の売却、自身の定年後の生活、自身の家族の状況、取引先との関係、長年共に会社の成長に尽力をしてくれた従業員の老後、悩んでいます。

その中で特に従業員の退職金をどうするべきなのか悩んでいました。

数十年前に某生命保険の1/2の損金の保険には加入されていました。その時から従業員の退職金を準備していたんだなと感じました。

ただもう少し従業員の退職金を積み増しが出来ないものか悩んでいました。

当時は20歳だった従業員がもう40代です。

残り15年から20年もう1つ退職金を準備してあげたいと考えている模様です。

そこで、中小企業退職金共済を検討されていました。(中小企業の退職金共済とは?)

こちらは、全額経費で計上できるのと、直接従業員に支払いがされます。後、民間の保険会社のように配当などはつかないと思いますが

毎月の資金が増えないと気になるのではあれば、

例えば、考え方なのですが民間の保険会社で全額資産計上の商品で、配当なのか?利回りなのか?少しづつ増える商品を購入されたらいいのではないかなと思います。

いわゆるポートフォリオ的な考え方で全額損金の退職金共済と民間の全額資産計上に加入すれば双方のメリット及びデメリットが補えるのではないかなと思います。

一度最寄りの商工会議所及び生命保険会社と税理士と相談をされてみてはどうですか?

長年尽力を尽くしてくれた従業員に対して退職金制度の構築と退職金の準備をどのように進めるべきなのか、今一度考えることは重要と思います。

1つだけに偏るのでなく、分散すればメリットもデメリットもいいバランスで平均化されるのでは思いますがいかがでしょうか?

余談ですが

見方を変えれば、会社的には経費ですが、従業員的には資産構築になります。

会社の資金繰りで見れば負担は増えますが、長い目でみると退職金共済を活用した方が会社の資金繰りも単純に負担が増えるとはならないかもしれません。

考え方を変えるには、知識が必要ですし自社の状況に応じて対応の仕方もかわると思います。

現在人生が100年と言われていますし、老後に年金だけでは不足が数千万円でると言われています。

会社と従業員と共存する道、仕組みを考えましょう。