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決算書の読み方ご存知ですか?債務超過とは?『財務コンサルラボ』
金融機関に決算書を提出すると、担当者がうーーん「社長の会社は債務超過ですねと」、言われたのですが債務超過とはなんですか?決算書の読み方をわかりますか?
債務超過の決算書とは、どんな状態なのか?
分かり易く言い換えますと、会社の経営状況は赤字だけど、お金を貸してくれと言っている状態です。金融機関から見ると赤字であれば、貸した資金は返してもらえないし金利も負担してもらえないと判断をするのです。資金を貸すことは、厳しい状態です。
決算書の見方を知らない経営者がよく陥る状況です。
自社の状況も知らずに、言われたとおりに決算書を提出して、経営努力をしていない状況をPRしても、結果は明らかな結果だと思います。
だから、決算書の見方を把握しないと自社が債務超過なのか?そうでないのかわからないのです。
目次
決算書の読み方について
決算書を準備して以下の項目をメモを書いて下さい。
- 営業利益・・・損益計算書
- 資産合計・・・貸借対照表
- 負債合計・・・貸借対照表
自社の営業活動を通して、利益は出ているのか?儲かっているのか?赤字であれば何故?仕入が高いのか?外注負担が大きいのか?
次に決算書の貸借対照表の左下に資産合計が出ています。この金額をメモして下さい、仮に5千万円としましょう
次に同じ表の右下の負債合計金額をメモして下さい、ここでは、7千万円とします。
そうすると資産(5千万円)―負債(7千万円)=▲負債(2千万円)となります。
負債の金額が大きいので、▲2千万円で負債は、債務なので債務超過といいます。
どうでしょうか?伝わりますでしょうか?
営業利益が赤字であれば、営業活動で赤字なのでその補填をするので、運転資金を銀行から借りていくとどんどん、負債が増えていくんです。容易に赤字を埋めることが出来ると経営努力をせずに赤字補填の融資を受けることにより、債務超過の金額がどんどん膨らんでいくのです。
この状況が債務超過です、この状態が3年も続くと赤信号です。
債務超過を改善するには?
- 3年連続も赤字を放置しない、改善をする。赤字にならないように活動をする
- 赤字に転落した場合は、赤字になった理由を経営者であるあなたは、理解していると思います、その部分を早急に改善して下さい。
まとめ
- 決算書の状態を把握する、債務超過の金額、債務超過の原因
- 赤字の状態を続けても2年で解消する。経営の見直しをすぐにする
- 3期連続赤字は、資金調達が出来なくなると想定して会社の在り方を考える