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事業成長に欠かせない!法人が資金調達する7つの賢い方法とは?

2024/04/20資金繰りの改善を行うには?

はじめに

企業経営において、適切な資金調達は事業の成長と継続性を左右する重要な課題です。資金調達の方法は様々な方法があり、それぞれに長所と短所があります。本記事では、法人が資金調達を行う際の主要な選択肢とその特徴について解説します。

借入金(負債)による資金調達

負債による資金調達は、借入や社債発行などによって行われます。この方法の最大の利点は、経営権を失うことなく資金を調達できることです。一方で、返済義務が発生するというデメリットがあります。

銀行借入

銀行からの借入は、法人が最も一般的に利用する資金調達方法の1つです。プロパー融資と信用保証協会保証付き融資の2種類があり、後者の方が比較的審査が緩やかな傾向にあります。借入には返済義務が伴いますが、金利が安く、一定額までは担保や保証人が不要な場合もあります。

企業の信用力次第では、借入期間や金額に制限がかかる可能性があります。また、金融機関の審査が厳しいケースもあるため、事前に綿密な資金計画を立てることが重要です。

社債発行

社債の発行は、銀行借入に比べて低金利で資金調達できるメリットがあります。ただし、一定の発行コストと手続きが必要となります。また、社債権者への利払い義務が生じるため、資金繰りに十分注意を払う必要があります。

社債の種類には、一般投資家向けの公募社債と、特定の投資家向けの私募社債があります。中小企業は比較的簡便な手続きで発行できる私募社債を活用することが多くなっています。

その他の負債による資金調達

  • ファクタリング:売掛金の債権を現金化する方法
  • 手形割引:手形の割引を受けて資金を調達する方法
  • 当座貸越:当座預金の残高を上回って借り入れができる方法
  • ノンバンクからの融資:審査が比較的緩やかな民間金融機関からの融資

これらの方法は、主に一時的な資金ショートを補う目的で利用されています。金利負担が大きかったり、調達可能額に制限があったりするため、長期の資金需要への対応には向きません。

出資による資金調達

出資による資金調達は、新株発行などによって行われます。この方法の最大のメリットは、返済義務がないことです。一方で、持分が希薄化したり、経営への関与が強まったりするデメリットもあります。

ベンチャーキャピタル

ベンチャーキャピタルは、新規事業や成長企業に対して出資を行う投資ファンドです。単なる資金提供にとどまらず、経営支援などのハンズオン支援を行うことが特徴的です。一方で、出資に伴って経営への関与が強まるデメリットもあります。

ベンチャーキャピタルから出資を受けるには、高い事業性と成長性を有する企業であることが求められます。投資家に、ビジネスモデルの優位性やマーケットの将来性を説得する必要があります。

エンジェル投資家

エンジェル投資家は、個人の富裕層が自らの資金で新規事業に投資を行う存在です。ベンチャーキャピタルと比較すると、出資金額は小規模ですが、より柔軟な対応が期待できます。

エンジェル投資家から出資を受けるためには、投資家との強いネットワークが欠かせません。起業家向けのイベントへの参加や、投資家コミュニティへの参画などを通じて、適切な投資家を見つけることが重要です。

クラウドファンディング

クラウドファンディングは、インターネットを通じて不特定多数の人から小口の資金を集める手法です。返礼品の提供などの見返りを設定することが一般的です。

クラウドファンディングは、起業間もない企業でも比較的簡単に資金調達できるというメリットがあります。一方で、目標金額に達しない場合は調達できないというリスクもあります。事業の魅力を適切にアピールすることが求められます。

補助金・助成金の活用

補助金や助成金は、国や地方自治体、各種団体から無償で支給される資金です。この方法の最大の利点は、返済義務がないことです。一方で、支給要件をクリアする必要があり、実際に支給されるまでに時間を要するというデメリットがあります。

政府系金融機関の制度融資

日本政策金融公庫は、新規開業者向けの「新創業融資制度」や、中小企業向けの「国民生活事業」など、様々な制度融資を提供しています。無担保・無保証で融資を受けられるのが特徴です。

制度融資を利用するためには、事業計画書の作成や審査が必要になります。申請から実際の融資までに時間を要するため、長期的な資金計画が求められます。

国や自治体の補助金・助成金

経済産業省や中小企業庁、地方自治体は、様々な目的で補助金・助成金制度を設けています。例えば、新規事業の立ち上げや、省エネ設備の導入、人材育成などに対する助成金があります。

これらの制度を活用する際は、対象要件や申請手続きを確認する必要があります。補助金の公募には競争率が高い場合もあり、事前の準備が欠かせません。

民間団体の助成金

各種民間団体でも、独自の助成金制度を設けているところがあります。支援対象分野はまちまちですが、特定の業種やテーマに特化した助成金もあり、幅広い選択肢が期待できます。

民間の助成金を受給するには、企業の事業内容や助成金の目的に適合していることを証明する必要があります。場合によっては審査の過程で、プレゼンテーションを求められることもあります。

資産(売却)の現金化による資金調達

資産の現金化は、不動産や機械設備、知的財産権などの保有資産を売却して資金を調達する方法です。この方法の利点は、返済義務がないことです。一方で、資産を失うというデメリットもあります。

不動産の売却

遊休不動産や事業用地などの不動産を売却することで、一時的に多額の資金を調達(納税資金の考慮必要)することができます。事業拡大のための機会損失を最小限に抑えつつ、資金を確保する手段として有効です。

不動産の売却には時間を要する上、税務面での影響にも留意が必要です。売却益に対する課税、売却後の固定資産税の減免措置など、事前に専門家と相談しておくことが重要です。

リースバック

リースバックは、保有する機械設備などを一旦売却した上で、買い手からリースを受ける資金調達方法です。売却後も資産を利用し続けられるというメリットがあります。

ただし、リース料の支払い義務が発生するため、長期的な資金計画が欠かせません。また、売却後に発生する費用についても、事前に精査する必要があります。

知的財産権の売却・ライセンシング

特許権や商標権、著作権などの知的財産権は、売却したり使用許可(ライセンシング)を行うことで、現金化が可能です。事業の中核を成さない知的財産について検討すると良いでしょう。

知的財産権の評価額は、その権利の内容や活用方法、市場性などから算出されます。権利者としての適切なライセンス管理が求められるため、専門家の助言を仰ぐことをおすすめします。

まとめ

法人の資金調達には、負債による方法、出資による方法、補助金・助成金の活用、保有資産の現金化など、さまざまな選択肢があります。いずれの方法にも長所と短所があり、企業の事業規模や成長段階、資金ニーズに応じて最適な方法を検討する必要があります。

資金調達を行う際には、資金使途や調達金額、返済計画などを明確にした上で、複数の選択肢を比較検討することが重要です。場合によっては、複数の方法を組み合わせることで、より効果的な資金調達が可能になるかもしれません。適切な資金調達を実行することで、企業の健全な成長と発展につなげていきましょう。

よくある質問

企業は、どのような方法で資金調達ができますか?

企業は、負債による調達(銀行借入や社債発行など)、出資による調達(ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家など)、補助金・助成金の活用、保有資産の現金化など、さまざまな選択肢があります。それぞれに長所と短所があり、事業規模や成長段階、資金ニーズに応じて最適な方法を検討することが重要です。

ベンチャーキャピタルから出資を受けるにはどのような条件が必要ですか?

ベンチャーキャピタルから出資を受けるには、事業性と成長性の高い企業であることが求められます。投資家に、ビジネスモデルの優位性やマーケットの将来性を説得的に示す必要があります。また、ベンチャーキャピタルからの出資には、経営への関与が伴うデメリットもあるため、企業にとってのメリット・デメリットを十分に検討する必要があります。

補助金や助成金を活用する際の注意点は何ですか?

補助金や助成金を活用する際は、対象要件や申請手続きを事前に確認する必要があります。競争率が高い場合もあるため、申請に向けた十分な準備が欠かせません。また、支給までに時間を要することから、長期的な資金計画を立てることが重要です。

資産の現金化による資金調達にはどのようなメリットやデメリットがありますか?

資産の現金化による資金調達の利点は、返済義務がないことです。一方で、資産を失うというデメリットもあります。不動産の売却やリースバック、知的財産権の売却・ライセンシングなどが考えられますが、税務上の影響や専門家の助言など、事前の十分な検討が必要です。